100kmの道のりを完歩するためには、事前に様々な準備が必要になっていきます。
そして、その準備の一つに「装備や持ち物を準備する」があります。
しかし、初挑戦の方などは、いったいどのような装備や持ち物を準備すればよいのか迷ってしまうのではないでしょうか?
私も、初めて100kmウォークに挑戦する前は「どんなものを準備すればよいのだろう?」と迷ったり
初挑戦の際は、「あれを持ってくれば良かった」「手に持つライトではなくヘッドライトにすればよかった」等、装備や持ち物で後悔をした経験があります。
100kmウォークでは、24時間前後という長時間に及ぶ挑戦となるため、装備や持ち物が準備してあるか、ないかで状況が好転したり、悪化したりしてしまうことがあります。
そして最悪の場合、対応ができなければリタイヤにつながってしまう恐れもあることから、
装備品や持ち物は100kmウォーク完歩に向けて、とても重要な要素となっています。
装備の相性や機能の確認、持ち物の準備をしっかり行うことで、痛みや疲労の軽減や防止につながるよ!
今回の記事では、初心者の私が過去2回の100kmウォーク挑戦時に準備した装備と、
次回の3回目の挑戦時に準備する予定の装備についてのリストを作成しています。
また、なぜその装備を準備した理由についてもお伝えして
みなさんの100kmウォーク挑戦に少しでもお役になれたらと思います。
なお、この記事の中で記している[装備]とは
装備 = 身に着けるもの
というイメージを持っていただけたらと思います。
100kmウォーク初心者の私が完歩するために準備したもの[装備編①]は、こちら↓
100kmウォーク初心者の私が完歩するために準備したもの[持ち物編①]は、こちら↓
目次
準備した装備
雨が降ったら傘をさしても大丈夫なんですか?
傘は他者の歩行の邪魔になったり、ウォーキングフォームの乱れにつながるので控えた方がいいですよ!
雨具
雨が降るとどんな状態が想定されるの?
100kmウォークイベントは自然の中で行うイベントであるため、晴天の時もあれば、雨などの悪天候の時もあります。
私が100kmウォークに初挑戦した時は、朝から雨が降り続いており、雨対策をして100kmウォークに臨みました。
雨が降ると以下のような状態が想定されます。
- 身体全体が濡れる
- 気温が低いと身体が冷え筋肉が固くなる
- 気温が高いと蒸し暑く不快に感じる
- 衣類が重くなる
- 靴が濡れる
- 靴が重くなる
- 靴の中がさらに蒸れる
- 足裏にマメができやすくなる
- 歩く気力を無くす
- リタイヤ
雨対策なしで100kmを歩くことは、かなり厳しい状態を招いてしまう恐れがあるため、雨が予想される場合は、しっかり準備して挑戦することをおすすめします。
雨が降った時の100kmウォークの完歩率は、雨が降らない時と比べ5%~10%近く低くなる傾向があるんだよ!
雨具でおすすめの装備は何?
雨具には、レインコート、レインウェアー、ポンチョなどがあります。
この中で、私のおすすめはポンチョです!
ポンチョを選んだ理由は2つあります
①着脱がスムーズにできる
ポンチョは、頭からかスムーズにかぶれるので、着たり、脱いだりするのが簡単に行えます。レインウェアーと比較するとポンチョは、上着を着たりズボンを履いたりする時間がないため装着時間が短くて済みます。
②リュックも覆える
ポンチョをかぶれば、同時に背中にあるリュックも雨から守ることができ、まさに一石二鳥といった感じです。ポンチョだけの特権です。
このように、ポンチョには装着にかかる時間の節約、煩わしさが他の雨具と比較すると抜群に良いと判断しています。トイレの時や着替えの時、または非常に疲れている時などにそれを実感すると思います。
しかし、一方で弱点もあります。それは、足回りは雨に弱いということです。
ポンチョは膝上までしか丈が無いため、膝下の防水はほぼできません。その結果、靴や靴下は濡れてしまいます。
私は雨天時に靴や靴下を雨から守ることはほぼ不可能だと考えていたため、靴や靴下が濡れてもしょうがないと割り切り、装着の手軽さ、リュックを覆えるメリットがあるポンチョを選びました。
また、膝下の雨対策として、防水スプレーを使用し、靴や靴下への雨の侵入を遅らせる方法をとり、多少は効果があったような気がしています。
吸汗速乾機能性シャツ
ウォーキングは、あまり汗をかかないようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、100kmウォークでは完歩を目指し一生懸命歩いているため汗をかきます。
そして、日中暖かい日であれば、多量の汗をかき続けます。
そんな時に、吸汗速乾の機能があるシャツを着用することで、汗の吸収を迅速に行い、同時に素早く乾かすことでドライな感覚を継続し汗による不快感を抑えます。
また、夜間などは日中の暖かさが嘘のようで一気に寒くなるため、汗により体が冷えてしまいます。
その予防のためにも吸汗速乾の機能が備わっているシャツの準備をおすすめします。
なお、着替えも考慮し、最低2枚は準備しておくとよいでしょう。
ちなみに、5月に挑戦した100kmウォークで
私はモンベルの吸汗速乾機能の他にUVカットの機能が付いた長袖のシャツを日中は用意しました。
紫外線カットって結構大事なことなんですか?
日焼けをしてしまうと、余計な痛みを増やしたり、夜間の体力の消耗につながってしまうんだよ。紫外線を甘く見ちゃダメだよ!
ウィンドブレーカー
100kmウォークイベントの開催は、4・5・10月に集中しています。
晴れの日などは、日中気温も高くなり汗をかきながら歩くため半袖でも大丈夫ですが、
夕方以降になると気温が徐々に下がり、深夜から明け方は特に寒くなります。
そんな時に、防寒着としてウインドブレーカーがあると寒さをしのげ、同時に寒さによる筋肉の硬直や体力消耗も回避できます。
また、防寒効果のあるウインドブレーカーは多少の雨ならば撥水でき、防寒と防水で重宝します。
リュクサック
100kmウォークに持っていく荷物は何に入れたらいいかな?
初挑戦の方は20L前後のリュクサックがいいと思うよ!
100kmウォーク挑戦時の荷物を入れるアイテムは、ポーチ、リュックサック、トレラン用リュック、斜め掛けバッグ等があります。
その中で私が初挑戦の方におすすめするのは20L前後のリュックサックです!
リュクサック(20L前後)をおすすめする理由は2つあります。
①ウォーキング姿勢の崩れ防止、各所の負担軽減
リュクサックは荷物の重みを両肩や背中にバランスよく分散させることで、ウォーキング姿勢の崩れを防止し、肩、腰、膝、足首等への負担を減らします。
②荷物の軽くする意識を持つ
荷物が多く重いと、肩や足腰への負担がかかり疲労や痛みの原因となります。少しでも重量を軽くする意識を持つため20L前後のリュクサックにします。
私が次回の100kmウォークで使用する予定のリュックサックは
”コロンビア20Lキャッスルパック”です。
このリュックサックの特徴は、
- 肩、背中のフィット感
- 軽い
- 小物を入れるスペースが多い
- デザインが良い
これらの特徴から、初心者の方が100kmウォークに使用するリュックサックとして適していると思います。
少し大きめのサイズを準備したい方はこちらを
インソール
100kmウォークの装備について情報収集をする中で、完歩するために重要な役割を果たしている装備品の1つにインソールがあることを知りました。
そして、多くの100kmウォーカーがインソールの効果を実感し継続して使用されています。
具体的には以下のような効果が確認されています。
- 疲労が軽減された
- 膝や足裏、足首の痛みが出なくなった
- タイムが速くなった
- ウォーキング姿勢がよくなった 等
100kmウォークは24時間前後、15万歩前後歩くことから足のサポートやケアがとても重要となってきます。
機能性のインソールを使用することで、着地時の衝撃の緩和、疲労の軽減、怪我の防止、歩行時の推進力アップにつながります。
私自身、16時間台で完歩する100キロウォーカーの先輩に勧められたインソール、
”スーパーフィート カーボン” を
準備し3回目のチャレンジで使用したところ、足の疲労、痛みの軽減につながりました。
そして、タイムはなんと1時間近く短縮するといった驚きの結果をもたらしました。推進力アップの効果が実感できました。
スーパーフィートとは
スーパーフィート – 驚異のインソール
superfeet公式
スーパーフィートインソールは、1964年に設立されたノースウェスト・ポディアトリック・ラボラトリーがアメリカ足病医学の足部バイオメカニクス理論に基づいて作製した足底板(オーソティックス)をルーツに、100万人の足のデータから開発したプレミアムインソールです。
用途に合わせた商品バリエーションで、治療(リハビリ)、アウトドア、スキー、ランニングなどの各種スポーツから
通勤用のインソールまで、幅広い用途で愛用されています。
おわりに
今回、”100kmウォーク初心者の私が完歩するために準備したもの[装備編②]”では5つの装備を紹介させてもらいました。
- ポンチョ
- 吸汗速乾シャツ
- ウインドブレーカー
- リュクサック
- インソール
”100kmウォーク初心者の私が完歩するために準備したもの[装備編①]”と合わせ10個の装備は100kmウォークを完歩するためにどれも重要な装備となっています。
[装備編①]で紹介
- シューズ
- ソックス
- 帽子
- ヘッドライト
- スポーツタイツ
”100kmウォーク初心者の私が完歩するために準備したもの[装備①]” はこちら↓
自分に合った装備を準備するためには、日頃のウォーキング練習や100kmウォークの経験を通して、試行錯誤しながら相性の良い装備を探していく必要があります。
相性の良い装備をみつけることができれば、快適な歩行、痛みや疲労の抑制・軽減につなげ、完歩の可能性を高めてくれるので、みなさんも日頃から意識をして取り組んでみてください。
さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
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